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松山市の建設業の進化論

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公共事業の大幅な減少によって、地方の建設会社は青息吐息の状態です。
活路を見いだすため、農業や介護事業に参入した業者も少なくありません。
2000年に農業生産法人「あぐり」を設立した愛媛県松山市の金亀建設(現・愛亀)もその1社でした。時代の荒波に飲み込まれ、将来に強い危機感を持った社長は、社長に就任すると同時に農業への進出を決断したのです。

農業への進出から8年。60アールの水田から始まったコメ作りは50ヘクタールまで拡大しました。農地は農家から借り受けているもの。高齢化などによる担い手の不足で社長の元に集まったものです。この水田を使用したコメ作りは化学合成農薬や化学肥料などを一切使わないこともあり
飛ぶように売れています。

舗装の仕事は国や地方自治体が発注する公共事業が多いものです。
国や自治体は4月から新年度が始まりますが、実際の工事は秋から3月にかけてがほとんどです。それに対してコメ作り。水田の代掻きは5月上旬、田植えは5月下旬、稲刈りは9月末です。。舗装工事とコメ作りは作業時期が重ならないのです。工事がない時期は農作業を、農閑期には工事にと、従業員を効率的に配置できます。

雇用維持・農業再生・産業復興・・・。地方には課題が山積しています。
本業の舗装業に農業やリサイクル事業を組み合わせる経営。東京から離れた松山の建設会社の試行錯誤に、地方だけでなく、日本が抱える問題を解決するヒントが隠されているのではないでしょうか。

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